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流体力学とは、簡単にいえば、流体の流れや、その力の関係を解明する学問とされています。
その作用は私達の生活の中に多く溶け込んでいます。
そして、気体、液体、粘性体、粉流体等、様々な流体はそれぞれの作用が働いていると考えられているのです。
その中で、ベルヌーイの定理に
「流路の細いところでは、速度が上がり、圧力は下がる」
とされ、弊社のベントには、この効果が作用していると考えています。
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流体力学が応用された技術の中には、航空機はもちろん、自動車等では流体が流れることにより発生した渦による抵抗の軽減や、船舶等にも、この法則は応用されています。
この中でも、流体が流れることにより発生する渦は、そのものが抵抗となりうるもので、これが金型内でも発生していると思われます。
そういった作用を考慮しながら最良なガスベントを配置する事で、良い成形品が得られるのです。
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弊社のガスベントは形状そのものが、流体力学に沿った構造になっています。
(特許登録 4096327,4085182)
さらなる、ガス排出効果を見込む場合、ガス排出経路、ランナー形状、成形条件等、様々な考慮が必要となってきます。
しかしながら、こういった要素は計算上で出せるものではなく、経験と実績を踏まえて方向性を決めていく事で、最良の効果が期待できます。
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